これはフリーウォッシュドでのサンドライです。果肉片もあり、ミューシレージのたっぷり残っているものもあり。これもすべて脱殻前、消費国にいてはなかなか体験できない感覚でした。
農村でのコーヒー消費は、ほとんどローグレードコーヒーの深煎り、砂糖入りです。お湯の沸いた鍋にそのまま挽いて入れ、上澄みを飲みます。これが優しい味、とにかくほっとする味。もちろん子供でもゴクゴク飲めます。
ちなみに街に出ると、カフェではどこも簡易エスプレッソとコーヒーメーカーといった趣きです。チャチャポヤスのカフェでは、濃いコーヒーリキュールをお湯で割るといった面白い供され方がありました。味はとっても美味しかったですよ。
電気も水道もガスも日本のようには存在しない場所にいると、本当に時間感覚を失いかけます。
収穫の無い日は、本当にのんびり。ひたすら長閑です。
日本人の感覚からすると、娯楽らしい娯楽もありませんが、大自然の中でゆったりと時間が流れ、空には雲が流れ、犬がひたすらしあわせそうに寝ているのを見ていると、豊かさってなんだろう? と思わずにいられません。
日曜日にはパン焼きに挑戦させてもらいました。焼きたてのパンがまた絶品なんです。日本のパンとは違う、噛み応えがあって、味が強く、とても香ばしい味がしました。
これがまた、甘い深煎りコーヒーととっても良く合います。忘れられない味となりました。