昔カフェ・バッハでコーヒーの焙煎を学んでいた頃、あるプロのコーヒー屋さんに「バッハで焙煎のプロファイルが圧倒的に公開されている事」について、驚きを持って感想を伝えられた事があります。
たしかにトレセンでも、珈琲大全に記載のある「ルセットゥ」を使用していました。変奏ですらありません。ただ、そのままでした。
コーヒーをやっているとたしかに驚きますが、たとえばイル・プルーさんでも同じように公開されているものが、素人と熟達した人間にとってまったく見え方が違うということなどは、たんにプロファイルがプロファイル以上の意味を持っている事を思い出させるために、何かひとつヒントになるような気がしています。
(この文章も、まったく誰にでも同じように意味が落ちるものではないかもしれませんが。)