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夏のコーヒー豆1.5倍増量セール

Posted: 2022.07.21 Category: ブログ Comment: (0)

夏のコーヒー豆1.5倍増量セールイメージ1

こんにちは。

いつもカフェ・アダチをご利用いただきありがとうございます。


夏のコーヒー豆1.5倍増量セール開催のお知らせです!

期間は【7/23(土)〜7/31(日)】の9日間!


上記期間中にコーヒー豆をお買い上げいただいたお客様には、お値段はそのままに、コーヒー豆を1.5倍増量してお詰め致します(๑•̀ㅁ•́๑)✧(100g→150g、200g→300gなど)


挽き売りも承りますので、お気軽にお申し付けください‍。

※1.5倍期間中は、コーヒー豆のポイント付与ができませんのでご了承くださいませ‍m(_ _)m


ご購入されるコーヒー豆の種類がお決まりのお客様は、お電話にてご予約していただくのがおすすめです!

事前にご予約いただくと、お待たせする事なくお渡しができます(^_^)


皆様のご来店を心よりお待ちしています。


さようなら、小森の部屋

Posted: 2022.07.17 Category: ブログ Comment: (0)

さようなら、小森の部屋イメージ1

さようなら、小森の部屋

ゆるりと開催スタートです。

7/19(火)まで、毎日11:00-16:30でやっております。

※イベント時間もあります。
※予約優先

7/18と7/19はほぼ予約でいっぱいですが、すきま時間にお話の対応も可能です。みなさまのご来店をお待ちしております。

アイスコーヒー教室

Posted: 2022.07.13 Category: ブログ Comment: (0)

アイスコーヒー教室イメージ1

本日はアイスコーヒー教室の日。

ご参加のみなさまありがとうございます!

私と個人主義

Posted: 2022.07.12 Category: ブログ Comment: (0)

私と個人主義イメージ1

店主です。


個人事業主向けの指南書として、古典のようによく知られているマイケル・ガーバーの代表的な著作の中に、(最後の方にこそっと)「ロロ・メイ」への言及があります。現代社会を生きる人々の中で、ガーバーはともかく、ロロ・メイなどをまともに読んでいる人ははたして存在するのでしょうか。わたしも例にもれずその一人でしたが、ガーバーの引用の仕方に惹かれて、彼の書いたものを取り寄せて目を通していたのです。しかし、すぐにそれを中断し、読み返したのが漱石でした。取り寄せた本のページをめくっているうちに、夏目漱石の『私の個人主義』が、避けがたくあたまの中をよぎったのです。それは邦訳されたものの書物が難解だからだとか、翻訳がまずいからというだけの理由ではなかったと思います。このことは、(非常にうまい言い方で言う人もいますが)、実際にはあまりうまく言えないことです。しかしどちらにしても、わたしはロロ・メイから漱石へとリワインドする中に、あるひとつの心理学的な形式とでもいうべき事物のあらわれを見ました。それは非常に複雑で、多義的で、しかもクリアなものでした。


『私がかつて朝日新聞の文芸欄を担当していた頃、だれであったか、三宅雪嶺さんの悪口を書いた事がありました。もちろん人身攻撃ではないので、ただの批評に過ぎないのです。すると、「日本及び日本人」の連中が怒りました。私の所へ直接には掛け合わなかったけれども、当時私の下働きをしていた男に取り消しを申し込んできました。どうしても取り消せというのです』(『私の個人主義』夏目漱石)


漱石はあまりにも婉曲に、あるいは慎重にことばを選ぶので、(何度か読み返すという)繰り返しの中でようやく置かれたことばの喚起する、イメージの関係性というべきものが理解できます。おぼろげながら理解できます。とくに彼は、自分自身(私)を主語にして何かをいうべきときなど、とてもまわりくどく、用心に用心を重ねてことばをくちにします。つねに自分で言っていることを、自分で吟味しながらくちにするので、自分(漱石)から自分(漱石)が離れていくような感じがあるのです。つねにそういう感じがあるのです。


『私は高等学校へも出ました。大学へも出ました。後では金が足りないので、私立学校も一軒稼ぎました。その上私は神経衰弱に罹りました。最後に、くだらない創作などを雑誌に載せなければならない仕儀に陥りました』(『私の個人主義』)


明治期に公費で英國留学まで果たした理論家(セオリスト)が、結果なぜ「くだらない創作」(と本人が読ぶ)、つまり小説を書く仕事に就かなければならなかったのか、それはよくわかることでもあり、同時によくわからないことでもある何かです。よくわかるていで話を進めれば、漱石は概念に立ち向かうとき、自分の意見を自分で吟味し過ぎて、結局固有名詞(登場人物)を連れて来て語らせなければ、何も言えなくなってしまったようなところがあると思います。というか、そういう形式を借りたところに何かが切り拓け、創作の推進力が生まれた側面はあると思います。文学論(漱石)から小説(猫)へ。鍵は、ポリフォニーです。あるいは、アレゴリーです。しかし、この手の内容に関しては、この雑文の主題ではありません。わたしは、ロロ・メイにしろ、夏目漱石にしろ、なぜ心理学的に怜悧なひとたちが、最終的に「個人主義」をとなえるに至っているのか、そのことを考えていました。漱石も(直接的にでなくても)語っているのが、個人主義というのは、非常に取り上げるのが難しい何かであるということです。あるいは、非常にくちにするのが微妙な何かであるということです。なぜなら、世間一般に言われている個人主義というものは、ほとんどが利己主義だからです。あるいは、個人主義を説明しようとすると、ほとんどすべて利己主義としてしか理解されないからです。直接は言えないのです。概念としては言えないのです。概念としては言えないので、固有名詞(個人)として、(あるいは)「仕儀」として取り返すしかないのです。


『現代人にみられる孤独という感情は、自分が「局外者であるという気持ち」、孤立している状態といわれる。あるいは、もっと堅苦しい表現だと、疎外感とも呼ばれている。自分たちにとって、このパーティやあの晩餐会などに招待されるということがどんなに重大なことであるか、そういうことが力説される。実際に出かけるにしても、人はパーティや晩餐会などにとくに出たいというのでもなく、またそうした集まりの中で、楽しんだり仲間を作ったり、体験や人間的なあたたかみを分かち合いたいというのでもない。往々にして、そこで人びとは楽しむどころか、単に退屈している』(ロロ・メイ)


漱石は、そのことをよくわかっていました。彼は『私の個人主義』の中で、一度も概念としての、イズムとしての個人主義に触れていません。その上で、「私の」個人主義を言おうとするのです。あくまで、私(夏目漱石)という、固有名詞がそれを語るのです。ここにそれ以上のものはありません。概念については、非常に結束的に、あるいは高圧的にしか言えません。非常に結束的に、あるいは高圧的にしかあらわれません。それは、「三宅雪嶺への批判の取り消し」のような形でしかあらわれません。そこに存在しないものこそが、「個人主義」なのです。結束主義に隠された個人というのは、逆説的ですが、もっとも利己主義でもあるのです。そして、繰り返しますがそこにはない、決してそこに存在しえないものが、「個人主義」です。


『私は常からこう考えています。第一に、自分の個性が発展出来るような場所に尻を落ち付けべく、自分とぴたりと合った仕事を発見するまで邁進しなければ、一生不幸であると。』(『私の個人主義』)


個人主義がもっとも現実的で、実際的で、かつクリアであるのは、このあたりに関わる時ではないでしょうか。個人主義が生きられる瞬間があるとしたら、この場所以外にはほとんどありえないのではないでしょうか。実際そのことは、振り返ってもじつに「くだらない創作」(漱石)というべきものかもしれません。もしかしたら(「個人」という字義相応に)、とてもみすぼらしい何かかもしれません。日本語でもっとも小説が書けた人間が、自身の実践に対して漏らした感想がそういうものなのです。わたしは漱石がうっかり漏らしたものと同じ種類の形容詞を、コーヒーとかいう(なんだかよくわからない)ものに対して感じています。コーヒーについて、あるいはコーヒーに関して、「コーヒーとは」などとくちにする人たちの高級さが、あるいはそこで取り出されるコーヒーというものの概念がよくわかりません。本当によくわかりません。これほどよくわからないものはないというくらい、よくわかりません。(わたしが思うに)コーヒーは概念として取り出されるのではなく、個人によって、あるいは固有名詞として、個人的に取り返されるほかないようなものです。そしてそのことは、(こう言ってよければ)、みすぼらしさを含んだ、じつに「くだらない」(漱石)何かの動きです。はっきりしない概念(コーヒー)を、出来事として取り返そうとするひとつの動きです。自分のしていることは自分では見れませんが、(無理矢理いうのであれば)わたしのしていることは、おそらく何か、そういうことです。


さようなら、小森の部屋

Posted: 2022.07.05 Category: ブログ Comment: (0)

さようなら、小森の部屋イメージ1

さようなら、小森の部屋イメージ2

2022年11月24日を持ちまして「カフェ・アダチ ギャラリー棟」が閉鎖となるため、「小森の部屋」の開催も、(おそらく)今回が最後です。


泣いても笑っても最終回。


ふざけても真面目でも最終回。


最後の最後まで迷っている人。


最終回に、小森を捕まえてみませんか?


◆開催日時◆

7/16(土)〜7/19(火)(だいたい)11:00-16:30 ぐらいまで


◆開催場所◆

カフェ・アダチ ギャラリー棟


◆内容◆


・小森ブレンド

1杯 300円

(カフェシュンカさんのお菓子付き。←お菓子はなくなり次第終了)

※小森ブレンド豆売り 1200円


・カフェ開業のご相談


・たんに小森と話す


・コーヒーの質問(なんでも)


・小森になぐさめてもらう


 その他なんでも


◆各種イベント◆


7/16(土)13:00-16:30

「コこ弧の部屋」


手力雄神社の「コこ弧」河津由美さんが、美味しい緑茶、番茶、コーヒー、お菓子をお持ちします。物販もあり。

小森とは特にしゃべる用事はないけれど、コこ弧さんとはしゃべりたい!という方。どしどし、ご来場くださいませ。

※他の出店者さんのゲリラ参加の可能性があります。


常設展

「cafe shunkaさんのお菓子販売」

cafe shunkaさんのお菓子を販売します。ファンの方はどうぞ覗いてみてください。


*miniココナッツメレンゲ12粒入り

*オレンジパウンドケーキ 1個入り

*へそマドレーヌ 1個入り


※なくなり次第終了となります。

※残った場合翌日以降も販売します。


7/17(日)13:00-


田口護氏『小資本ではじめる自家焙煎コーヒー店』を読む


カフェ・バッハ主宰田口護氏の書いたものは、どれも素晴らしいものばかりです。その中でも、とりわけ店主が「随一」であると思っている『小資本ではじめる自家焙煎コーヒー店』という(単行本化していない)文献を、あらゆる角度から徹底的に読み込みます。


※予約不要。事前資料が欲しい方のみご連絡ください。

※参加者不在時は、店主の読者の時間となります。


7/18(月)13:00-

石脇智広氏『コーヒー診療所 石脇さんとコーヒーのプロたち』(ユーエスフーズホームページより)を読み込む


店主が個人的に『コーヒー「こつ」の科学』の続編だと勘違いしている、『コーヒー診療所』の中の、(とくに)石脇智広氏の回答の凄まじい切れ味のコラムを抜粋し、自己韜晦の秘密を探ります。


※予約不要。事前資料が欲しい方のみご連絡ください。

※参加者不在時は、店主の読者の時間となります。


常設展

「超有名店のアイスコーヒーを飲もう」

自家焙煎珈琲の超有名店のアイスコーヒーを、ネットでお取り寄せしました。きままに振る舞いますので、どうぞごゆっくり。


※カフェ・バッハさんのものではありません。

※お菓子はつきません。

※なくなり次第終了となります。


7/19(火)

持ち込め! ボードゲームの会

14:00〜


星時さんから商標権(?)を借りて、ボードゲーム会を開催します。どんなゲームでも構いません。どしどし持ち込んでください。いやほい。遊びながらフィナーレを飾りましょう。


※参加者が不在の場合は、小森の読書の時間になります。


◆ご注意事項◆


・小森は仕事をしている時がありますが、気にせずご来室ください。


・万全の注意を払っていますが、もし寝ていたらそっと起こしてください。


・次にしゃべりたい方が見えたら、交代してもらう可能性があります。(予約優先)


・イベント開催中はしゃべれない事があります。


・来客対応など、不在となる可能性があります。しばらくお待ちください。


・12:00-13:00はお昼ごはんで不在のときがあります。


・予約受付しています。0575230539

 小森を独占したい方は、11:00-16:00のあいだに1人30分程度でご予約ください。(ラインでも、インスタでも、メールでも)

※最終日7/19(火)は、13:30までの予約受付となります。


・イベントは参加者がいない場合、小森の読書の時間となる可能性があります。


関係者各位、よろしくお願い致します。


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