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コーヒーを学習する

Posted: 2020.11.30 Category: ブログ Comment: (0)

コーヒーを学習するイメージ1

店主です。


先日、ふと自身の年齢を振り返らざるをえない出来事がありました。以前も書いたし、本当は今回もこのことではなくそのことを書こうと思ったのですが、わたしもずいぶんと歳をとりました。同じ県内に珈琲屋さんをはじめている人達が多くいますが、そのほとんどが(よく知らない人もふくめて)1980年代の初頭の、たった2年ほどに生年が集中していることに、わたしはいつも驚きを禁じ得ません。(かくいうわたしも、1982年生まれです)。岐阜県は、本当に、おそろしく短い年月の生年に、驚くほどたくさんのコーヒー屋さんがいるのです。しかし年代記的にあるそういう単純な事実よりもわたしが記したいのは、ある世代の人たちから「ずいぶん蛮勇な若者たち」と見られていた私等も、いつのまにか40歳ほどになっているということです。


考えたことはいくつかありますが、まず、コーヒーの「学習」(それがどういうものかは謎)をしたい、という種類のある人たちの無邪気な問いかけに、ややもすれば何か括弧に括ったようなものの言い方を考えるようになった、わたしのような人間がいます。そしてそのさらに下の世代の人たちが、「コーヒーを学習する」のに「最適」(そんなものがあればですが)な状況は、どこで遭遇可能なのかを考えると、当時ですら「実に微妙」であったのにも関わらず、いろんなことが昔よりよくわかった今、なんとも気抜けするような感覚にならざるをえません。


わたし個人のことで言えば、SCAJの「残渣」を拾いながら、ぽつぽつと、拙い学びをはじめたことを覚えていますが、南千住の名店の代表が会長をしていた時代だったのだから、「最後に間に合った」とでもいうべき世代の人間なのかもしれません。しかし、いまの人たち----それも、いまこの瞬間から、よし、コーヒーを学ぼう、と考えたような人たち----が、何かに遭遇できる体験としての場所が、地上のどこに存在するのかを考えるとやはり、底まで気抜けするような感覚にならざるをえません。


そんな中でも、先日焙煎を教えてほしいと(なぜか)わたしを訪ねてきた20代前半の女性などは、誰からの指南がなくとも、『珈琲大全』と『コーヒー「こつ」の科学』に辿りついていました。そういう事実は、なぜそうなったのかはわからなくとも「少し」希望がありますし、自分に何が出来るかわからなくても、きちんと訪ねてこられたらそれに応える準備は、昔よりも自身出来ているということもあります。


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