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覚書

Posted: 2020.08.26 Category: ブログ

覚書イメージ1

店主です。


先日同郷で私より10歳程度年長の経営者の方から、あなたはどこで経営を学んだの、と言われました。


面白いね、と。


同じようなことを、市内の「代表的な」経営者(私より15歳程度上)の方からも言われたことがあったので、そのとき私は、はて、と考えていました。


岐阜県産業経済振興センターがあります。
所謂シンクタンクです。


私は、それこそ「某経営者」の手引きで、駆け出しの頃からかなりシンクタンクに出入りしていました。(そんなコーヒー屋はいないかもしれませんが)。それがきっかけで、しまいには「経営者の賞」(事業可能性評価企業)も受賞したほどです。ただ、だいたいは「悪闘」だったように思います。私が「面白い」のであれば、そういう「偏差」(変さ)だと思います。


並行して、経営については考えれば考えるほど泥沼に嵌って行きました。業種、業態、規模、世相。事業経過年数や経営状況、そこに立脚したビジョンまでも、ひとつでも「偏差」をきたすとコントロールを失うものに、公開された「やり方」など存在するのでしょうか。しかし、まわりを見れば誰もが「やり方」を探し、「やり方」があればなんとかなる。「やり方」がわかれば、なんとかなるという楽観的な曖昧さに、私はいつも相対していた気がします。それは、徒労でした。


そんなわけなので、私が事業体の経営に関して考えていた程度は、結局経営コンサルタントの言いそうなことくらいは全てこなしておく、くらいのものでした。ただ、この思いは変わっていません。経営のやり方などというものはない。やり方を見つけるのが経営なのだ、と。


そんな視点にたっても、「業種、業態、規模、世相。事業経過年数や経営状況、そこに立脚したビジョン」をこえたものについて、かろうじて触れた本が、それこそ何百冊か読んだ中に、何冊かはあったような気がします。数冊はあった気がします。処世訓は文章が上手ければ誰でも言えますが、真に現実に立脚した「経営概論」は、得難いものです。そして、自分の意見を絡ませていけるものとなると、本当にわずかです。コーヒー店の経営と、それのことについて、私はライフワークとも思わないですが、いつか非常にきちんとまとまった形で何かをまとめておきたいと考えていますが、それはどんな形をとるのか、もしくは形を取れるのか、いまはまったくわからないままです。

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