店主です。ここ数日の事です。
日常を淡々と繰り返していると新たな契機に触れる事も無いままに、いつのまにかただ時が経っている事があるのですが、ここ数日だけなぜか私は、一日というものの時間的な長さをとてもつよく意識しながら過ごしました。
理由はわかりません。
すると、不思議な事がいくつか起こりました。
いままで何度も顔を合わせていたけれどあまり喋らない人たち、いままで何度も話したいと思ったのに長く時間を持ってしゃべる事がなかった人たちと、いっぺんにたくさんの会話をする機会があったのです。
とくにいくつかの忘れられない話が、自分を通り過ぎて行きました。
そういう時、時間は時間でもなく空間に溶けて、とても大きな広がりを感じさせる何かに思えるのです。
傍らにはコーヒーがあります。
こういう仕事をしていると、そういうものに出会う時があります。