店主です。
年内最終営業日の後、ずっとやろうと思っていた事をひとつ。
何か特別な出来事を終えたあとにしたかった事。丸吉寿司さんでお酒(5年ぶりくらい)を呑んで、寿司を喰う。
を、しました。
カウンターテーブルで手酌。
穴子のお寿司を食べ、お酒をチビチビ呑みました。
胃にぽおっと、灯がともったような気持ちでした。
長い時間はとてもゆっくりと過ぎて行き、酩酊状態のまま最後の一滴がお猪口にぽちょんと落ちるのを、傷口のように開いた眠たい目で見ました。そこまで時間を過ごして、とてつもなく長い一年を終えた事と、立ち上がろうにもまったく身体が動かない事を想ったのです。本当に、まったくもって年末----正真正銘、何かの終わりです。
そしてその後すぐ千鳥足で立ち上がり、変なリズムでのれんをくぐって店を出ました。
好い気なものです。
皆様良いお年を。